法事
ご法事は、故人を偲ぶとともに、阿弥陀如来の願いに遇いながら、私たち自身の歩みを確かめる大切な仏縁です。
ご家族やご親族が集い、念仏の声をともに響かせるひとときは、悲しみを分かち合いながら、亡き方とのつながりをあらためて確かめる大切な日でもあります。
どうぞこのご縁を大切に、年回の折にはご法事をお勤めいただき、共に仏道を歩む場としていただければと思います。
ご用意いただくもの
◎法名軸や過去帳など、法名がわかるもの
◎お念珠
◎お持ちの方は肩衣（かたぎぬ）と勤行本
◎お花や供物（菓子・果物など）
法事の流れ
1
お寺へ連絡
ご希望の法事の内容・日時・会場について、まずは聞信寺までご相談ください。
ご自宅だけでなく、聞信寺本堂でのおつとめも可能です。
目安として、一か月前までにご連絡ください。
2
事前準備
ご親族とご相談の上、最終的な日時と会場をお決めください。
あわせて、参加人数やお斎（会食）の有無を聞信寺までお知らせください。
お内仏のお荘厳やご準備いただくものについても、どうぞお気軽にご相談ください。
3
法要当日 お寺へ連絡
-
ご自宅などで行う場合
僧侶が30分ほど前にお伺いし、装束に着替え、お飾りの準備をいたします。
開式10分前にはご着席ください。 -
聞信寺本堂で行う場合
当日は早めにご来寺いただき、開式10分前までに本堂内のイス席にお座りください。
法事には、ぜひご家族・ご親族そろってご参拝ください。
小さなお子様もご一緒に手を合わせることが大切です。
4
お斎
ご法要後には、亡き人を偲び、思い出を語り合う場としてお斎を設けられることをおすすめします。共に食事をいただく時間もまた、大切なご縁となります。
葬儀
大切な方との別れは深い悲しみをもたらします。
けれども、その悲しみは、亡き方と確かに出会い、共に生きてきたご縁の証でもあります。
その人を失った悲しみの大きさは、いただいてきた「ぬくもり」や「ご恩」の大きさでもあります。
共に過ごした時間、かけられた言葉、支え合った日々。
その一つひとつが、今あらためて心に浮かび、悲しみとなって迫ってきます。
通夜・葬儀は、その悲しみを無理に消す場ではありません。
亡き方との深いご縁に思いを馳せ、別れを静かに受け止めていく場です。
亡き方は、すでに阿弥陀さまの願いによって仏となられ、私に「南無阿弥陀仏」と申せと呼びかけてくださっています。
突然のことで不安も多いことと思いますが、聞信寺では、ご遺族お一人おひとりの思いを大切にしながら、丁寧にお勤めいたします。
葬儀の流れ
1
まずはご連絡ください
大切な方が命終されたら、まず は聞信寺へお電話ください。
（葬儀社がお決まりでなければお寺からご紹介します）
次に葬儀社に依頼し、打ち合わせをします。ご遺体をどちら（ご自宅・葬儀会館・聞信寺など）へお連れするかをお決めください。
ご遺体の到着後、ご一緒に「枕経（まくらぎょう）」をお勤めします。
※葬儀社は、死亡届や火葬許可証の手続きをはじめ、ほとんどのことを代行してくれますが、どこまで依頼するかを確認して、こちらの希望を正しく伝えることが大切です。
※最近では葬儀のあり方も多様化してきています。仏事本来の意義を大切にする上でも、お寺や家族と充分相談して、葬儀の規模や形式などを決めましょう。
2
通夜（つや）・葬儀の日程・場所のご相談
ご遺族とご相談のうえ、通夜・葬儀の日程を決定します。
ご自宅・式場・聞信寺本堂など、ご希望に応じて会場を選ぶことができます。
3
通夜のお勤め
葬儀の前夜に、親族・縁 者が集い、ご一緒に正信偈のお勤めをしながら亡き方を偲びます。
通夜は、ご縁のあった人が夜を通して、葬儀までの間、安置したご遺体を静かに見守ることであり、亡き方と向き合う最後の夜です。
亡き方のご生涯を深く追想したり、縁ある方々と語り合うなど、かけがえのない時間を大切にお過ごしください。
4
葬儀
僧侶が導師となり、御本尊の前でお勤めをいたします。
遺された私たちが、この悲しみを通して仏縁に出遇っていくことが亡き方から願われており、葬儀を行う私たちに大切なつとめです。
5
出棺・火葬
葬儀の後、火葬場へとご移動いただきます。
合掌して念仏を称えてお別れしましょう。
6
還骨勤行
火葬後、お寺において「還骨勤行（かんこつごんぎょう）」をお勤めします。
7
初七日法要（中陰）・納骨へ
ご葬儀を終えられた後も、中陰や納骨を通して、仏法に遇うご縁が続いてまいります。
